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あんまりまとまってないことを書きますよ

「すべての人に知っておいてほしい JavaScriptの基本原則」を読みました

「すべての人に知っておいてほしい JavaScriptの基本原則」のレビューをお手伝いしまして、
@ から献本をいただきましたので、書評をあげておきます。*1

著者の皆様、執筆/構成お疲れ様でした。ありがとうございます。

すべての人に知っておいてほしい JavaScriptの基本原則

すべての人に知っておいてほしい JavaScriptの基本原則


帯にも書かれているのですが「Webデザイナーが開発者と会話できるようになるための入門書」というのがコンセプトになっています。
扱っている内容は以下のようになっています。(開発者と会話できるようになるデザイナーのための入門書。『すべての人に知っておいてほしい JavaScriptの基本原則』発売|株式会社エムディエヌコーポレーションのニュースリリースから抜粋)

chapter 1 JavaScriptの基礎
chapter 2 組み込みオブジェクト
chapter 3 jQuery
chapter 4 スマートフォンでのJavaScript
chapter 5 高速化と効率化
chapter 6 挑戦! オブジェクト指向
chapter 7 Ajaxによる通信
chapter 8 HTML5と関連API

ここが気にいった

図の画像が多く、カラー化されている

文字だけで説明すると難しそうな印象になるのを和らげるために、図が豊富に使われています。
2-08でのイベントハンドラの実行順序の話題とか5-02スコープチェーンのような初心者にはわかりづらいところ
がきちんと図辞されて説明されてるのもかなりポイントが高いと思いました。

文法の話題から、HTML5など最新の話題もサポートされている

本書は200ページくらいのないようなのですが、基本的な文法の紹介、JSを使う上で必須のAjaxの説明、jQueryの使い方などの話題から
スマートフォンHTML5のような最新の話題を広く扱われています。
索引の用語を押さえておくことで、情報収集のとっかかりになるのもよく考えられています。

さらにJavaScriptの先の話を知りたくなったら

とにかくコードを書いてみるのがいいんじゃないでしょうかね。本書でも紹介されてるhttp://jsdo.it/http://jsfiddle.net/を使って
公開されてるものをforksしてJSのコードを書き換えながら遊んでみるのがいいと思います。

もっとアプリケーションを書いてみたくなったらJSの中級者向けの本を読んでみるといいと思います。
JavaScriptテクニックバイブル ~効率的な開発に役立つ150の技:書籍案内|技術評論社とかとか*2

最後に

読んでて思ったのですが、初心者向けの本って題材の選び方/説明とか難しいですね。
著者のみなさま、mdnの編集者の皆様おつかれさまでした。

*1:人生初献本です。献本を受けるよりするほうが先でしたよっと。

*2:もちろんマーケティングです(キリっ