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あんまりまとまってないことを書きますよ

Windowsでもvirtualenvwrapperっぽい環境をつくる

pythonをさわり始めたころに教えてもらったのですが、環境を作るときにはvirtualenvwrapperを使うと非常に便利です。python環境を汚さずにpythonのlibraryを試せるのがかなりうれしいです。
使い方は↓の非常に素晴らしいエントリを参照。

ただ、virtualenvwraperはunix shell系のためのscriptなので残念ながらwindowsからは使えません。
というわけで、Windwosでも使えるvirtualenvwrapperっぽいものをみつけましたので紹介します。
他にもご存じの方がいましたら是非教えてください。

env.py

Not Found - A Developing Storyのスクリプトを使用します、
virtualenvを実行するpythonスクリプトです。作者はWindowsXP+Python2.5でしか試していないと書いていますがpython2.6.5でも問題なく動きました。

env.pyのインストール

1.まだ入れていなければsetuptoolsをインストールします。インストーラを使用すると楽です。
2.vittualenvをセットアップします。

easy_install virtual_env

3.jdriscoll / envdotpy / wiki / Home — Bitbucketからenv.pyをダウンロードして"C:\Python2x\Script"フォルダに置きます.
4.ファイルを開いてDEFAULT_DIR_PATH*1を変更します。ファイルパスに半角スペース、日本語を含む場合、環境作成の時点でエラーになります。*2
DEFAULT_DIR_PATHフォルダはなくてもenv.pyが作ってくれます。

ここまでで環境設定は終わりです。

簡単な使い方

jdriscoll / envdotpy / wiki / Home — Bitbucketを参照してください。

作成済みの環境一覧を見る
env.py -l
環境作成or環境の変更
env.py -c myvirtualenv

コマンドプロンプトから実行することで環境作成or既存の環境を反映することが出来ます。
作成済みの場合も二重に作成されることはありません。

環境を抜けるとき

コマンドプロンプトからexitを実行します。

exit
環境の削除
env.py -r myoldvirtualenv
ヘルプを見る
env.py -h
その他

virtualenvを入れて環境をつくるとpipもインストールしてくれます。
ウノウラボ by Zynga Japan: 2009年版Python開発環境を整えようによるとvirtualenv1.4.3以降はpipが同梱されているそうです。

*1: env.py -d DIRECTORY でも設定できます

*2: そのためかデフォルトのフォルダは"C:\virtual\"になっています